十五代柿右衛門Sakaida Kakiemon XV
1968年〜 人間国宝
日本で初めて赤絵の技法を開発したと言われる、柿右衛門。柿右衛門の作品の大きな特徴の一つに「濁手」と呼ばれる、柔らかく温かみのある乳白色の生地があげられます。
現在は十五代目柿右衛門がその技法を継承。先代の十四代柿右衛門は重要無形文化財保持者(人間国宝)、柿右衛門(濁手)は国の重要無形文化財に認定されています。
柿右衛門様式と呼ばれる、余白を生かした左右非対称の構図で濁手の色を見せ、野山に咲く草花や鳥を繊細に描く色絵磁器が人気です。
プロフィール
PROFILE
1968年 4月17日 | 佐賀県有田町に生まれる。 |
1991年 | 多摩美術大学絵画学科(日本画専攻)を中退。 |
1994年 | 父、十四代酒井田柿右衛門に師事。 |
2012年 | 有田陶芸協会会員となる |
2013年 | 重要無形文化財保持団体「柿右衛門製陶技術保存会」会長に就任。 日本工芸会正会員となる。 |
2014年 2月4日 | 十五代酒井田柿右衛門を襲名。 |
受賞歴
AWARDS
2010年 | 第45回西部伝統工芸展にて初入選。 第57回日本伝統工芸展にて初入選。 |
2013年 | 第48回西部伝統工芸展に「錦 唐梅文 鉢」を出品、KAB熊本朝日放送賞を受賞。 |