浦口雅行

浦口雅行Masayuki Uraguchi

1964年〜

青磁(瓷)は釉薬に含まれた僅かな鉄分が還元焼成によりイオン化し、微かな青緑色を呈したもので、この釉薬を厚く施すことではじめて深みのある青磁となります。また器表面に走る貫入は、釉薬と素地の収縮率の差で発生したもので、作品により複雑で深みのある表情をつくりだします。 またこれは時間とともにゆっくりと半永久的に増え続け、それはまるで成長を続ける命をもつもののようにみえます。

受賞歴

AWARDS

1989年 第29回伝統工芸新作展入選(93~95・97~07)
1990年 第22回日展入選
国際陶芸展優良入選
1992年 朝日陶芸展入選(94)
1993年 朝日陶芸展 新人陶芸賞受賞
1995年 日本陶芸展入選(05)
1997年 第44回日本伝統工芸展入選(01・03・04・05・08・09・11・13・14・15・17)
1998年 益子陶芸展入選
2005年 第1回菊池ビエンナーレ入選
2008年 第48回東日本伝統工芸展入選(09・10・11・12・16・17)
2009年 茨城工芸会80周年記念賞受賞
2014年 東京国立近代美術館工芸館「青磁のいま -受け継がれた技と美 南宋から現代まで」出品