南部鉄器

南部鉄器について

南部鉄器は、鉄器作りに欠かせない砂鉄や川砂、粘土などの原材料に恵まれていた盛岡で、17世紀中頃、南部藩主が京都から釜師を呼び寄せ、茶の湯釜を作らせたことに始まる。その後、さまざまな鉄器を生産していたが、江戸時代に入り、小ぶりな湯釜に持ち手と注ぎ口をつけた鉄瓶が誕生し、庶民の間で広まっていった。
●1975年伝統的工芸品指定