辰と十二支についての豆知識
来年、2024年は辰年。
ということで、今回はTakumi Japanでお取扱いしている辰の作品を、広報隊長ウエムラがご紹介します。
辰は、十二支の5番目のシンボルです。十二支は、もともと中国で年月や時刻、方位などを表すのに用いられてきたものです。あとになって、これに12種の動物があてがわれました。
辰は、いわゆる龍(竜)のことで、空想上の動物です。他の動物は実在するものばかりなので、辰が入っているのは、ちょっと不思議な感じもしますね。
ちなみに、辰の方位は東南東、時間は午前7~9時。また、草木の形が整った状態を表しているそうです。
日本の伝統工芸品から、辰(龍/竜)の作品をピックアップ
では、さっそく辰(龍/竜)の作品紹介をします。
下記の画像では龍の柄がはっきりと見えないものもありますが、作品名をクリックしていただくと、大きな画像でご覧いただけます。
まずは、山形鋳物の鉄瓶。鉄瓶の表面に龍をあしらっているのですが、右の作品は、注ぎ口の部分の造形も龍。珍しいタイプの鉄瓶ですね。
「鉄瓶 芦屋龍 15号 1.6L」 佐藤旺光 山形鋳物
「蠟型鉄瓶 丸芦屋龍 1.6L」 佐藤清光 山形鋳物
「蝋型鉄瓶 龍口龍地文 1.3L」 佐藤琢実 山形鋳物
次は、肥後象眼からのご紹介です。左はペーパーナイフ、右はペーパーウェイト。龍がとてもシンプルにデザインされていて、黒い鉄に金の龍が映えています。
こちらは高岡銅器。左の置物と中央の文鎮は立体的で、思わず動き出しそうな雰囲気です。右のペン皿は重厚感があり、大人の男性にぴったりの趣ですね。
「庭置物 龍蛇口」竹中銅器 高岡銅器
「文鎮 竜文」 二上元威 高岡銅器
「ペン皿 雲龍」 二上元威 高岡銅器
最後は九谷焼の陶画と大阪浪華錫器のぐい呑。陶画の龍は、運気上昇のシンボル昇り龍。虎と一緒に描かれていて、迫力満点です。右のぐい呑に描かれている龍も、なかなか迫力のある表情をしています。
「陶額 彫釉彩龍虎文」 山口義博 九谷焼
「ぐい呑 彫金風 龍」 大阪浪華錫器
辰は、金工品との相性がいい!?
こうして見てみると、九谷焼の陶画を除いて、ぜんぶ金工品ですね!
力強い印象の龍と金工品は相性がよいのでしょうか?それとも、Takumi Japanでのお取扱いが、たまたまそうなっただけ?
これらの作品は、インスタグラムにも投稿しています。
辰(龍・竜)は、縁起のよい動物として知られています。詳しいお話は、また別の機会にしたいと思いますが、縁起のよいものを見て、新しい年をお迎えくださいね。
◆Takumi Japan公式サイト
https://japantakumi.com/