江戸硝子は、江戸時代からの伝統を受け継ぎ生産されているガラス製品。当時は、鏡、眼鏡、風鈴、かんざしなどが作られていた。明治時代の初期、東京の品川に開設された官営の工場で導入された西洋式の技術によって発展を遂げた。●2014年伝統的工芸品指定
高温で溶かしたガラス種を鉄の竿に巻き取り、それを空中で回しながら息を吹き込む「宙吹き(そらぶき)」、型の中で息を吹き込む「型吹き」、型に落とし込み挟んでプレスする「押し型」の主に3つの製法で作られている。1点ずつ手作りの温かみと味わいがある。
江戸硝子の表面に模様を施した製品が江戸切子となるため、江戸切子はすべて江戸硝子製品である。切子の加工をしていない食器や花瓶なども販売されている。