会津本郷焼の匠を紹介します!~宗像窯九代目・宗像利訓さん~

天目を愛する宗像窯九代目・宗像利訓さん

こんにちは。Takumi Japan広報隊長ウエムラです。

今日は、Takumi Japanで作品をお取扱いしている作家のお一人、会津本郷焼の宗像利訓さんをご紹介します。 

宗像窯にて祖父の七代亮一氏、父の八代利浩氏に師事し、陶芸の腕を磨いた宗像さん。

陶芸の歴史を学ぶなかで、中国の天目茶碗の美しさや奥深さに魅了され、仕事の合間に天目茶碗を轆轤(ろくろ)で挽いていたそうです。

2018年に中国での公募展に天目茶碗で応募しようと思い立ち、本格的に天目茶碗作りを始め、コンテストでは「銀彩天目茶碗」で銀賞を受賞されました。

1718年(享保4年)に創業した宗像窯のご先祖は、1200年以上もの昔の奈良時代に、福岡県宗像大社の神官として布教のために会津の地に移り住み、宗像神社を建立した宗像出雲守式部

代々神官を務めながら、生計のために焼物を焼いていました。宗像さんは、そんな由緒ある窯元の九代目なのです。

ちなみに宗像神社(会津美里町)は、川運をはじめとする交通の守り神なのだそうです。

会津本郷焼作家の宗像利訓さん
宗像利訓さん会津本郷焼

 

匠の素顔:座右の銘は「日日是好日

それでは、そんな宗像利訓さんの素顔をご紹介しましょう。

出身:福島県大沼郡会津美里町

現居住地:福島県大沼郡会津美里町字本郷上

誕生日&星座:2月19日/うお座 

趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞

マイブーム、推し:自然散策 

座右の銘:日日是好日

自身を漢字ひと文字で&その理由:『創』––常に創造し、また新しいことにチャレンジすることを目標に制作しているため。

※回答:2023年5月

 

ご自身を表現された『創』という漢字。匠らしい素敵なひと文字ですね。

座右の銘「日日是好日」は、文字そのままの意味は「毎日毎日が、平和でよい日であること」ですが、仏教の言葉である「日日是好日」には、実際にはもっといろいろ深い解釈もあるようです。

会津本郷焼の天目杯
翠彩天目杯

宗像さんの天目茶碗は、Takumi Japanでお取扱いしております。遠い歴史に思いを馳せながら、ぜひ、宗像さんが手がけた作品をご覧になってみてください。

▼Takumi Japan公式サイト
https://japantakumi.com/

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