寿次郎

寿次郎Jujiro

国指定伝統的工芸品で、800年以上の歴史ある川連漆器製造の、技法やデザインを向上できるよう、日々努力し、“不易流行”昔ながらの素材や材料を用い、産地内技術を越えた「ものづくり」を考え、使い手に、安心とゆとりと潤いをもたらします。 昔から作られる物を今の時代の生活に受け入れられるよう、作品では無く、生活の器として、普段使いで末永くお使いいただける商品を提供いたします。

プロフィール

PROFILE

~1860年 寿次郎が秋田県雄勝郡稲川町(現川連町)で漆器の製造・販売業を営む。寿次郎亡き後、レイが職人を数人抱え、東北の小売店を主に、地元の漆器行商人などにも製造した漆器の卸販売を行う。
1969年 代表の佐藤幸一が高校卒業後、家業を継ぎ自宅に来ていた職人の藤田勝夫に川連塗りの仕事(下地~塗り全般)を教わる。
1975年 これまでの漆器の卸販売を行いながら、漆器組合の事業等を通じて、様々な人の繋がりを得る。(デパート・問屋・デザイナー・作り手・等)
1982年 (社)日本クラフトデザイン協会の公募展に出展・正会員と成り、これまでの繋がりを活かした作品制作から、素材とデザインを強く意識した作品づくりを志向する。
1985年 デザイナーや作り手との協同作品を制作、首都圏の作品展等に出展する。
1994年~ (社)日本クラフトデザイン協会、秋田県クラフトデザイン協会等での繋がりを活かし、これまでの作風とは異なる作品の制作や協会会員同士による協同作品の制作機会を増やし、首都圏や海外の展示会に発表する。
1999年 息子の佐藤史幸が石川県立輪島漆芸技術研修所に入学し、特別専修課程科2年、普通課程科(髹漆科)3年を終了する。
2000年 息子帰郷後、父より川連漆器の下地から塗り仕上げ全般を教わる。
父の指導を受けながら、息子の佐藤史幸が日本伝統工芸新作展(東日本支部展)、秋田県美術展覧会・河北工芸展等の公募展に出品する。
2008年 全国各地の販売展示会を通じて、飲食店や食器専門店等の関係者、テーブルコーディネーター等異分野専門家との繋がりを得る。
2013年 フランスのパリ日本文化会館で開催された「日本の食文化セミナー」の「食材と工芸品を楽しむパーティー」において、寿次郎の漆器商品が採用、紹介され、評価を得る。
2014年 仙台市で開催されたJETRO主催による「海外バイヤーとの商談会」に招待され、フランス・ドイツのメーカから商談の機会を得ることができ、海外展開の可能性について調査を開始する。
2015年 イタリアで開催されたミラノ万博において、寿次郎のお重箱が日本館の陶磁器組合ブースにて紹介される。