山口龍雲

山口龍雲Ryuun Yamaguchi

別府市の職業訓練学校を卒業後、竹工芸で初めて人間国宝となった生野祥雲斎に師事。

 

千切れては結ぶ波、風に揺らぐ炎の動きに多くの着想を得てきました。卓越した技術を駆使した、独創的な造形が海外でも高く評価され、その多くの作品が、欧米の美術愛好家によって所蔵されています。作品の特徴としては、竹のしなやかさを生かした、波打つ優美さを持った作風が挙げられます。伝統的な技法を重視しながら、それに囚われることなく、透明感のある、しなやかな糸状の竹ヒゴを自在に形作る作風は、竹工芸の世界に新境地を切り開きました。