十五代柿右衛門Sakaida Kakiemon XV
1968年~ 人間国宝
日本で初めて赤絵の技法を開発したと言われる、柿右衛門。
柿右衛門の作品の大きな特徴の一つに「濁手」と呼ばれる、柔らかく温かみのある乳白色の生地があげられます。
現在は十五代目柿右衛門がその技法を継承。先代の十四代柿右衛門は重要無形文化財保持者(人間国宝)、柿右衛門(濁手)は国の重要無形文化財に認定されています。
柿右衛門様式と呼ばれる、余白を生かした左右非対称の構図で濁手の色を見せ、野山に咲く草花や鳥を繊細に描く色絵磁器が人気です。