陶磁器とは

焼物のうち、粘土を原料にした「陶器」と、陶石を粉砕した粉を原料にした「磁器」の総称。陶器は厚みと重さがあって透明感がなく軟硬質、素朴な風合い。磁器は薄くて軽く透明感があって硬質、洗練された印象。どちらも釉薬を使う。

陶磁器の歴史

CRAFT HISTORY

5世紀頃、朝鮮からの伝来で、ろくろや窯を使った焼き物が作られるようになった。以後、釉薬の使用や茶の湯文化に伴い日本の陶器作りは発展していった。磁器が焼かれるようになったのは江戸時代(1603~1867年)に入ってから。

現代の陶磁器

MODERN CRAFT

日本各地で、特色ある酒器、茶器、日用食器、花器、美術品などが作られている。鎌倉時代(1185~1333年)から今もなお生産を続ける代表的な6つの窯(備前・瀬戸・常滑・越前・丹波・信楽)は「六古窯(ろっこよう)」と呼ばれており、2017年に日本遺産に登録された。

伝統工芸品指定の陶磁器

CRAFT LIST

大堀相馬焼

赤津焼

瀬戸染付焼

三州鬼瓦工芸品

四日市萬古焼

伊賀焼

越前焼

出石焼

石見焼

荻焼

大谷焼

砥部焼

小石原焼

上野焼

三川内焼

波佐見焼

丹波立杭焼

小代焼

天草陶磁器

薩摩焼

壺屋焼